比叡山を巡る「百日回峰行」を終えた僧が琵琶湖に飛び込む「伊崎の棹飛び」=1日午後、滋賀県近江八幡市
共同通信社

 滋賀県近江八幡市の伊崎寺で1日、比叡山を巡る「百日回峰行」を終えた僧が、切り立った岩場に設置された角材の先端から7メートル下の琵琶湖に飛び込む「伊崎の棹飛び」が行われた。

 白い浄衣をまとった僧12人が一人一人、幅約30センチ、長さ約13メートルの角材の上を移動。端から手を合わせた直立姿勢のまま飛び込むと、水しぶきが上がった。

 棹飛びには、京都市や鳥取県などの僧が参加。大津市の延暦寺から来た竹林幸祥さん(44)は「世界の平和を願って飛びたい」と意気込みを語った。

 寺は琵琶湖東岸の半島にあり、平安時代から続くとされる恒例行事。