Strategy Analyticsは30日(現地時間)、中国Huaweiが携帯電話市場で米マイクロソフトのシェアを抜き去り、世界第3位の企業になったことが判明したと伝えています。
今回Strategy Analyticsによって実施された調査では、2015年第2四半期における携帯電話端末市場のシェアにおいて、Huaweiが前年度比で大躍進を遂げた一方で、マイクロソフトは出荷台数および市場シェアの両面において大きく後退し世界第4位へと転落してしまったことが判明。
また、韓国サムスンも減退傾向にこそあるものの、それでもなお出荷台数と市場シェアの双方において第2位に位置する米アップルにおよそ2倍近い差をつけ、1位の座を死守。しかしながら、前年度比で見ると両者の差は着実に縮まっており、決して楽観視できる状況ではありません。
出荷台数(単位:100万台) | 2014年第2四半期 | 2015年第2四半期 |
サムスン | 95.3 | 89.0 |
アップル | 35.2 | 47.5 |
Huawei | 20.6 | 30.6 |
マイクロソフト | 50.3 | 27.8 |
Xiaomi | 15.1 | 19.8 |
その他 | 211.5 | 219.9 |
合計 | 428.0 | 434.6 |
市場シェア | 2014年第2四半期 | 2015年第2四半期 |
サムスン | 22.3% | 20.5% |
アップル | 8.2% | 10.9% |
Huawei | 4.8% | 7.0 |
マイクロソフト | 11.8% | 6.4% |
Xiaomi | 3.5% | 4.6% |
その他 | 49.4% | 50.6% |
合計 | 100% | 100% |
市場全体の成長率(前年度比) | 7.0% | 1.5% |
そのほか、今回Strategy Analyticsが指摘するところによると、2015年第2四半期中に出荷された全携帯電話端末のうち、およそ「80%」をスマートフ ォンが占めたとのこと。なお、第5位の座は引き続き中国Xiaomiが堅守しており、その順位にこそ変動は見られたものの “TOP5” を構成する面々には変化はありませんでした。
[Strategy Analytics via Neowin]