2012年8月、中国・浙江省金華市のホテル浴室で男性客が足を滑らせて転倒し、背中に蛇口が刺さるという事故が報じられたが、このたび、またもや浴室で転倒した男性の悲劇が報じられ注目を集めている。今回はトイレブラシが肛門に突き刺さり、重傷を負うことになったという、文字だけでもイタタな事故だ。
中国メディア半島晨報などによると、この事故が発生したのは7月下旬の深夜のこと。遼寧省大連市の男性が自宅でシャワーを浴びていたところ、うっかり足を滑らせて転倒してしまった。運悪く転倒した場所にはトイレブラシが置かれており、あろうことかそのブラシの取っ手が男性の肛門にブスリ。男性はあまりの痛みに悲鳴をあげたそうだ。圧力が加わり、取っ手は途中で折れたものの、大部分は男性の肛門に刺さったまま。男性は痛みをこらえながら必死に取っ手を引き抜いたそうだが、流血はとまらず、急いで病院に向かうことにした。
男性を診察した医師の話では、肛門に突き刺さったトイレブラシの取っ手は長く、肛門だけでなく、直腸、前立腺、膀胱すべてに損傷を与えていたそう。緊急手術を施すことで一命はとりとめたものの、継続的な手術が必要な状況だという。
医師もこの珍しい事例に少なからぬ驚きを感じたそうで、夏季はシャワーに入る回数が増える傾向にあるため、滑り止めマットを敷くなどして対策を取るよう市民に注意喚起している。