ドゥ・ハウスはこのほど、「夫婦の会話」に関するWEBアンケートを実施し結果を発表した。調査は7月17日~21日、未就学の子どもを持つ20代~60代の男女を対象に行われた。有効回答数は649名。
○平日の会話は「15~30分」、休日は「1~3時間」がトップ
平日と休日の夫婦間の会話量について調べたところ、平日は1位「15~30分未満(28.5%)」、2位「30分~1時間未満(23.6%)」、3位「15分未満(21.5%)」に対し、休日は1位「1時間~3時間未満(28.5%)」、2位「30分~1時間未満(19.9%)」、3位「15分~30分未満(16.3%)」という結果に。休日は一緒に居る時間が平日より長い分、話す時間も増える傾向にあることがわかった。
○会話の内容は、大半が「子どものこと」
夫婦間の会話の内容はどんなことが多いか1~5位まで順位をつけてもらい、1位= 5ポイント、2位= 4ポイント、3位= 3ポイント、4位= 2ポイント、5位= 1ポイントとして重み付けし計算した結果、断トツで「子どものこと(2,981ポイント)」がトップに。次いで「休日・レジャー(1,093ポイント)」が続き、会話の中心は子どものこと、そして休日は家族でどこへ行こうかという話の流れになることがうかがえた。
また、夫婦の会話について自身の満足度を100点満点で表してもらったところ、その平均値は62.4点となった。満足度が高い人は、「年齢の割によく話せている方だと思うし、子供の話ばっかりだとそれ以外の会話ができなくなって困るので、子供の話中心にはしないようにしている」(90点/48歳女性)、「喧嘩になる事もしょっちゅうあるけど言いたいことをハッキリと相手に伝えて話し合えるし、何気ないことでも会話できているからです」(90点/27歳女性)、「会話も豊富で、なんでも言い合っているから」(90点/25歳男性)といった意見だった。
一方、満足度が低い人からは、「夫は仕事で帰宅が遅く、自分も家事や育児で疲れているので面倒なことは話さなくなる」(10点/38歳女性)、「子供が中心になっているので、自分が構ってもらえない」(20点/35歳男性)、「話したい気持ちと相手の聞く姿勢に温度差がありすぎて会話が成立しない」(4点/35歳女性)といった回答が寄せられた。
○産後はパートナーへの愛情が減少!?
続いて、産前を100とし、現在のパートナーへの愛情を0~200の数値で表してもらったところ、平均値は77.5となり、産後は相手への愛情が薄れる人が多いことがわかった。また、夫婦の会話の満足度を横軸、パートナーへの愛情を縦軸にした散布図で見ると、パートナーへの愛情が産前よりも高くなっている人は、会話の満足度が50点以上という共通点が見られた。
○夫婦の会話で心がけていること
最後に、夫婦間の会話において心がけていることや気を遣っていることについて尋ねたところ、男性は、「お互いに干渉しすぎず、できるだけそっとしておいたりしている」(25歳)、「仕事の話を家庭に持ち込まない」(38歳)、「相手の話をよく聞き、覚えておくこと」(33歳)、「忙しいときでもできるだけ話すようにしている」(40歳)、「ささいなことでもなるべく話すようにしている」(45歳)、「意見を尊重すること」(54歳)などが挙げられた。
一方女性は、「怒りっぽい口調にならないこと」(27歳)、「『ありがとう』を沢山言うこと」(27歳)、「楽しく会話ができる話題を話すこと」(33歳)、「夫が頑張ってくれていることをきちんと評価し、プライドを傷つけないこと」(33歳)、「感謝の気持ちを忘れないこと」(40歳)、「話の内容は簡潔明瞭にする」(50歳)といった回答だった。
(CHIGAKO)