累計6600万本(2015年3月末現在)を出荷している人気RPG「ドラゴンクエスト」(スクウェア・エニックス)の最新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の発表会が28日、都内で開催された。対応ハードはPlayStation 4とニンテンドー3DSの2つで、同時発売と発表された。同シリーズが複数ハードに同時期発売するのは、初となる。
【画像】最新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』ロゴ
シリーズの生みの親でもあるゲームデザイナー・堀井雄二氏は、PS4とニンテンドー3DSの2つにした理由について「多くの人に遊んでもらいたい」と説明。プロデューサーの齊藤陽介氏は「一人で遊べる形になる」とオンライン形式ではない”スタンドアローン形式”と話した。
PS4版は、今までになかったドラゴンクエストの世界観を目指しているといい、ディレクターの内川毅氏は「フィールドを作りこんでいるので絶景を楽しんでもらいたい」とアピールした。
3DS版は上画面が3D、下の画面ではドット絵風に表示され、上下の画面が動きに合わせて連動して動くのが特徴。戦闘時は上画面が戦闘、下画面では情報表示となる。
“ドラクエ”の愛称で知られる同シリーズは、1986年に「I」が発売されて以降、日本のロールプレイングゲームの代名詞として圧倒的な人気を獲得してきた。最新作もこれまでに引き続き、キャラクターデザインを鳥山明氏、音楽をすぎやまこういち氏が手がける。
同シリーズは2016年5月に30周年を迎えるが、30周年内の発売を目指して開発していく。