【モデルプレス】2日、さいたまスーパーアリーナにて「AKB48真夏の単独コンサート in さいたまスーパーアリーナ~川栄さんのことが好きでした~」の最終公演を開催。次期総監督の横山由依が、グループを卒業した川栄李奈へメッセージを送った。
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アンコールで川栄のセンター楽曲「ハステとワステ」を披露し、卒業後初仕事となる初主演舞台「AZUMI 幕末編」の上演決定が発表されたのち、次の曲へ入ろうとすると川栄は「その前に、横山さんに…」と切り出した。
横山と向かい合い「私が選抜メンバーに入れてもらうようになって、私すごく人見知りで先輩とも喋れなくて、ずっとひとりでいることが多くて…。そんな中、横山さんは気を遣って私に話しかけて来てくれて、一緒にご飯に行ったり一緒に遊んでくれたり、横山さんって最初は怖いなって思ってたんですけど、いつの間にか大好きな先輩になっていて。本当に、私は横山さんを尊敬しています。最近は、次期総監督と言われていて悩んでいる部分もあると思うんですけど、私たちには言ってくれない。私はAKB48を卒業しますけど、ずっと横山さんの友達なので、ちゃんと頼ってください」と涙ながらにしっかり伝えた。
しかし横山は「(川栄が)今日キラキラしてるから…」と泣きながらも、「…でも曲やりたい、一緒に早く。一緒に歌って踊るのって、もうないから。一緒にやりたい」と川栄への返事をあっさり避け、マイペースに応えてファンやメンバーを笑わせた。その後「僕は頑張る」を披露したのち、横山が手紙を読み上げた。以下、メッセージ全文。
◆「今の私がいるのは川栄のおかげ」
川栄へ。「AKBを卒業して女優の道に進みたい」…そう話してくれたのは、去年の暮れ頃だったね。その時、私は一回も止めなかったし、「川栄の夢を応援するから」っていつも言ってたよね。本当の気持ちを言ってしまうと、川栄の決心が揺らいでしまうと思って、今まで言えなかったことがあります。
本当は、すごく寂しいです。こんなこと言ったらダメだって思うけど、本当は川栄ともっと一緒にいたいです。でも、お芝居の本を買って勉強したり、TSUTAYAで映画をいっぱい借りて、その映画について熱く語る横顔を見て、背中を押してあげようと決心しました。
最初に仲良くなった頃を覚えてますか?篠田チームAで一緒になったよね。ちょうどその頃、私はこれから先輩としてどうしていったらいいのか悩んでいました。そんな時、人見知りでなかなか周りに馴染めずにいた川栄を見て、「昔の自分に似てるなぁ」って、「この子を支えてあげたいなぁ」って思って、よく声を掛けるようになりました。
親しくなって、相談に乗ったりするようになった頃、スタッフさんにこう言われたのを覚えています。「川栄の面倒を見るようになって、横山が成長したね」って。自分が支えてるつもりだったけど、本当は私が支えられていて、逆に川栄が私を成長させていってくれたことに気づきました。チームのキャプテンに任命されたり、次期総監督に指名されたのは、すべてそれからのことです。今の私がいるのは、間違いなく川栄のおかげです。
ついこの間「ちょっと落ち込んでる」って言って、川栄を呼び出して、昼からカフェに行ったり映画を観たりして、その後六本木から渋谷までずっと歩いて、その後渋谷の駅前の歩道橋の上で、40分くらい2人でボーっとしてたよね。あの時、その場では言わなかったけど、2人で思い出話をしてたら、急に川栄が卒業するってことがリアルに感じて、怖くなって、だから何もすることなかったのに「帰ろうか」って言えなかったんだよね。
そして、この数日ずっとモヤモヤしていた原因が川栄の卒業にあったことに気づいて、こんなに自分の心の中に、川栄がいたことに改めてビックリしました。正直、川栄が卒業してからの自分が想像できません。いつもにこにこ笑ってるけど、周りにいっつも気を遣って、人を優先しちゃう川栄。自分に厳しくて人に優しいから、AKBを出てからそこがすごく心配です。
でも、誰よりも頑張り屋さんだってことを、私は知ってます。だから、これからどんなことがあってもきっと川栄なら乗り越えられると思う。だけど、もし「辛いなぁ」って思ったら、遠慮しないで私たちを頼ってください。ここにいるメンバー全員、そして、たくさんのファンの皆さんが川栄の味方だからね。何かあったらいつでも飛んで行くし、どんなに離れていても、全力で川栄を応援するからね。
最後に、私と出会ってくれて、ありがとう。横山由依。(modelpress編集部)
■「AKB48真夏の単独コンサート in さいたまスーパーアリーナ~川栄さんのことが好きでした~」2日目夜公演セットリスト