お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が2日、フジテレビ系『ワイドナショー』(毎週日曜 前10:00)に出演し、同局で放送された『FNS27時間テレビ』に対して、「毎年開催しなくてもいいのでは」と持論を展開した。
番組冒頭で先週25日から26日かけて放送された『27時間テレビ』について、「思うところがある」と切り出し、「毎年やらないといけないのかな。休んでみてもいいのかな」とコメント。同番組が日本テレビ系『24時間テレビ』のパロディーで始まった番組にもかかわらず、「パロディーが日テレの真逆になっていないことがある。大久保さんのマラソンがヤラセとか言われてるけど、チャリティーじゃないんだから走る意味もないし、ヤラセでもいいじゃないですか」と語った。
続けて、「来年はあるらしいぞ、とかのほうがみんなの士気も上がってええんちゃう。なんか、義務化してる感じがね」と、毎年の恒例番組としないほうがいいのでは、と提言した。
今年の内容についても、深夜のコーナーで物議を呼んだ若手芸人の名前を挙げ、「丸投げで雑に扱っているのが、なんかねぇ。僕はもうちょっと愛を持ってやってほしい」と苦言を呈す。さらに、同番組にかぎらず最近の傾向として、芸人に丸投げする番組が増えているとし「うまくいったらお互いの徳、まずかったら芸人が損をする感じが、すごく悲しい。芸人は頑張っているから」と現状について、芸人の立場から思いを吐露した。
『27時間テレビ』の26日午前3時ころから放送された若手芸人のトークコーナー「お台場のカイダン 本当にあったフジ縛霊の怖い話」では、愛車の『BMW i8』を破壊する演出を受けた平成ノブシコブシの吉村崇や、芸人仲間の妻と不倫したことを取り上げられたさらば青春の光など、若手芸人が体を張ったが、放送後にネット上では批判的な意見もあがった。吉村は先月29日、出席した車関連のイベントで「車好きの皆さん、申し訳ありませんでした」と謝罪し、「愛しているが故にあのような形になった」と反省していた。