「外国映画のカット数を数える」「乳酸菌の実験でヨーグルト作り」こんなのあるの!? 文系・理系のオモシロ研究 | ニコニコニュース

マイナビスチューデント

みなさんは大学時代、どんな勉強や研究をしていましたか? 「ゼミ」や「研究室」と聞くと難しくてつまらない……というイメージがありますが、ちょっと変わっている面白い内容のところも実は多いのだとか。そこで今回は社会人を対象に、これまで出会った中で一番面白そうだと感じたゼミや研究室について調査してみました。文系・理系別にご紹介します。

■「文系のオモシロゼミ」編

●言語を勉強

・発音について研究しているゼミ。舌の位置などが書いてあって理科のようだった(女性/34歳/その他)

・専攻言語を使ってショートフィルムを撮影するというゼミ。かなり撮影技術にも凝っていた(女性/31歳/小売店)

・チベット研究のゼミ。多くの卒論がチベットに関する英文を和訳するというもの(男性/24歳/電機)

・若者言葉に関する研究。かなりチャラい言葉づかいをゼミ中に使っていたのが聞こえた(女性/31歳/自動車関連)

・英語研究のゼミ。入室したら英語以外の言語を使ってはいけないという制約があった(男性/23歳/食品・飲料)

ゼミでの会話がチャラいって面白いですね! 教授も「マジウケる~」と言ったりするのでしょうか……。

●海外のあれこれ

・アメリカのお墓について。一般人から有名人まであらゆるお墓の検証をしていた(男性/31歳/運輸・倉庫)

・アフリカ経済の研究ゼミ。アフリカ独特の文化を体験(女性/31歳/その他)

・外国映画のカット数を数えていたゼミがあった(男性/37歳/印刷・紙パルプ)

・台湾研究のゼミ。何度も台湾に行っていた(男性/34歳/商社・卸)

お墓の検証もさることながら、外国映画のカット数を数えるゼミがいったい何の研究をしているのか気になります(笑)。

●気になるあのゼミ

・まとめサイトがネット上の情報流通に与える影響の検証(男性/28歳/建設・土木)

・ディズニーランドのホスピタリティー研究。実際に何度もディズニーランドに行って接客を体験していた(女性/32歳/マスコミ・広告)

・離婚訴訟の研究ゼミ。ゼミの教授が在学中に実際に離婚と再婚をしていた(男性/49歳/通信)

・ゼミよりもゼミ後のボーリングを重視しているゼミ(女性/30歳/生保・損保)

離婚訴訟ゼミの教授が離婚……研究に没頭しすぎたのでしょうか(笑)。

研究にはさまざまな切り口がありますから、外から見ると「何やっているんだろう?」と思ってしまうような理解不能なものもありますよね。

■「理系のオモシロ研究室」編

●食の分析

・発酵食品の研究で、乳酸菌の実験で作ったヨーグルトをみんなで家に持ち帰った(男性/50歳以上/建設・土木)

・キノコ研究室。キノコについて深めていく研究だそうで、かわいかった(女性/25歳/食品・飲料)

・パン作りばかりやっているゼミがあった(女性/22歳/電機)

・食品の着色料や酸化防止剤を数値化する研究。普段は気にしないようなものを数値化したりするのが面白そうだな、と思った(女性/32歳/不動産)

理系だと生活につながる食品についての研究も多いですよね。身近なものを掘り下げていくといろいろ楽しいですし、ヨーグルトを持ち帰るなど美味しい思いもできますね(笑)!

●夢が広がる! 未来に向かった研究

・夢の研究。ゆっくり眠ることも研究らしい(女性/30歳/ホテル・旅行・アミューズメント)

・環境浄化に寄与する微生物の研究(男性/50歳以上/その他)

・AIについての研究。今では現実的だが、当時は夢のようなものだった(男性/42歳/自動車関連)

・紙飛行機を真剣に飛ばすゼミ(男性/30歳/農林・水産)

・30年前、地球誕生時の環境を作り、人工生命を作る基礎研究をやっている怪しげなゼミがあった。マッドサイエンティストみたいとからかわれていたが、今思えば最先端の研究だったのだろう(男性/50歳以上/電機)

AIや人工生命など、昔は夢物語だった研究も今は現実的になっているものもあります。先端技術を発展させることも大学の意義ですから、一見「何これ」と思う研究でも、実はとても重要なものが多いようですね。

●生物の謎に迫る!

・ヲタクの情報処理能力に関する研究(女性/23歳/その他)

・ミドリムシの研究。今では大人気ですが、当時は気持ち悪いイメージだった(女性/35歳/医療・福祉)

・プラナリアをどこできったら生き延びるかという実験をやっていた研究室(女性/29歳/その他)

・ナメクジの生態について詳しく調べている研究(男性/43歳/機械・精密機器)

・カニの色素の研究(男性/23歳/金属・鉄鋼・化学)

今は美容や健康に役立つとして大人気のミドリムシも、昔は気持ち悪いプランクトンのイメージしかありませんでした。生物の神秘ってまだまだ解明できていないものもありますし、どんなに「気持ち悪い」と思われてもやりがいがありますよね。ナメクジの生態だって、将来なにかものすごい発見があるかも……。

文系と理系、それぞれのオモシロ研究をご紹介しましたが、いかがでしたか? 他にも「英語のアクセントを学べるゼミ」や「醤油作りを行う研究室」など、どれも興味をそそられるものばかり。どうせやるなら他ではできない研究の方が、最後まで熱心にやり遂げることができそうです。みなさんの大学には、どんな面白いゼミや研究室がありましたか?

文●ロックスター

調査時期:2015年7月

アンケート:フレッシャーズ調べ

集計対象数:社会人男女295人(インターネットログイン式)