人気アイドルグループ乃木坂46の生駒里奈が2日、シネ・リーブル池袋で行われた初主演映画『コープスパーティー』舞台あいさつに来場、本作の見どころについて「嘔吐(おうと)シーン」とアイドルらしからぬ答えで会場を沸かせた。この日はほかに池岡亮介、前田希美、JUN(BEE SHUFFLE)、喜多陽子、諒太郎、小坂温子、山田雅史監督、そして原作者の祁答院慎も来場した。
未知の異界に迷い込んでしまった若者たちが、必死に脱出を試みる姿を描きだす同名人気ホラー・アドベンチャー・ゲームの実写化作品となる本作。この日、劇中のミニスカ制服姿で来場した生駒は「(昨日、)名古屋で初日を迎えて。舞台あいさつには乃木坂のファンの方が結構来てくれました。今日も握手会で『映画どうでした?』と聞いたら、『怖かった』と言っていただいたのでよかった」と満足げな表情。
山田監督も「生駒さんにとっては初めての主演作。撮影前に時間が何日かあって、細かく話し合いながら作りました。彼女はすごく頑張り屋さんで、こっちが話していることも、勘がいいので、撮影前にはきちんと(生駒が演じる)直美像が出来上がっていて。その辺は助けていただいた。また、今までと違う彼女の顔も撮れたので、それも見どころかなと思います」と語ると、生駒も「ありがとうございます!」と笑顔で返した。
また、本作の見どころについて聞かれた生駒は「やっぱり嘔吐(おうと)するところですね」とアイドルらしからぬ発言で驚かせると、「あそこは結構、今まで見せたことのない表情を撮っていただいた。これは今後も見せようもないと思うので、『コープスパーティー』で生駒ちゃん、嘔吐(おうと)しちゃったよと言っていただければ。正確に言うと、(劇中の役柄の)直美がやっているものなのですが」と照れくさそうに付け加えた。
さらにこの日は、9月19日から本作の「アンリミテッド版」が大阪、横浜の劇場で公開されることも発表された。これは一般客に観賞してもらうためにカットした残虐描写(登場人物の殺害シーンの直接描写や、死体などのグロテスクな表現)を復活させ、原作の持つ残虐性に近づいたバージョンとのこと。「分かりやすく言うと、もっと怖いのが公開されるということです!」という生駒の言葉に、会場からは大きな拍手が鳴り響いた。(取材・文:壬生智裕)
映画『コープスパーティー』はシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開中