実は40年以上前から日本にあった「マンゴーカレー」 まさかのポテトチップスに! | ニコニコニュース

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「もも味」や「バナナ味」といった前代未聞のポテトチップスを立て続けに発売した(株)湖池屋から、またもやユニークなポテチが発売に! それがこちら、『エキゾチップス マンゴーカレー味』。

タイ料理をイメージしたシリーズ第3弾


実は『エキゾチップス』は、本格的タイ料理をイメージしたポテトチップスのシリーズとして、2014年にコンビニ限定で「トムヤムクン味」「グリーンカレー味」を発売していました。今年3月に全国展開となった人気商品で、その新フレーバーが「マンゴーカレー味」というわけです。

異国情緒たっぷりのパッケージから、早くもこだわりを感じますが、さっそく『エキゾチップス マンゴーカレー味』を食べてみることに。まず袋を開けてみると……その途端、強烈なスパイスの香りが! やはりタイ料理屋で嗅いだことのあるような香り。


もともと筆者はカレー自体、得意ではないのですが、なぜかタイカレーやカレーの加工品は好きなので、この香り、ハマりそうです。

そして、食べてみると、もっとすごい! カレーの辛さにスパイスとハーブの複雑な味わいが絡み合って……かなり濃厚。さらに、マンゴーの甘みも後からふわっと漂います。ココナッツの風味も感じられるので、ココナッツ好きとしてはたまりません。マンゴー×カレーという斬新な組み合わせ自体、食べたことなかったですが、ばっちり合っていると思います。

「マンゴーカレー」日本では40年以上前からあった!


さて、ここで(株)湖池屋に取材! 『エキゾチップス マンゴーカレー味』についていろいろ聞いてみました。

――まず、マンゴーカレー自体、珍しいのではないかと思うのですが、この企画は社内でどんなふうに通ったのでしょうか?


「社内会議では、フルーツの“マンゴー”と“カレー”という組み合わせの意外性、さらに夏らしいタイの味という点をアピールポイントとして、プレゼンをしました。そして、タイ料理においてはマンゴーやパパイヤなどフルーツを使った料理が一般的に存在することから、タイ料理の好きな方、つまりエキゾチップスを購入してくださる方にとって“マンゴーカレー”は受け入れていただけるのではないかということで、商品化となりました」

ちなみに、(株)湖池屋のご担当者によると、マンゴーカレーはタイでは決してポピュラーな料理とはいえないそうで、逆に日本では40年以上も前から「千疋屋」で販売されていたり、最近では「カルディコーヒーファーム」でレトルトタイプが期間限定で発売されたり、「Soup Stock Tokyo」では期間限定メニューとして展開されたり……と、注目を集めているのだとか! 勉強不足でした~。

――マンゴーカレー味を再現するのに苦労した点はどんなところですか?


「カレーに負けない絶妙なマンゴーの香りや味を表現するのが非常に難しく、ちょっとした配合の違いでマンゴーやココナッツミルクの甘みと、カレーのスパイシーさのバランスが崩れてしまうので、納得いくまで何度も試行錯誤を繰り返し、完成させました」

なるほど。ところで、ポテトチップス自体も、通常のものと違って、少し堅めの仕上がり。このカリッとした食感がまたマンゴーカレー味と絶妙にマッチしています。

――通常より堅めのチップスにした理由とは?


「本格的なスパイスやハーブの辛さとおいしさをカリッとした食感とともに、じっくり楽しんでいただけるよう、堅めの厚切りポテトチップスにさせていただきました」

ちなみに、先に発売されている「トムヤムクン味」と「グリーンカレー味」を食べた人たちからは、「エキゾチップスのトムヤムクン味が最高にトムヤムクンしていて美味しい」、「辛さとレモングラスがまさにトムヤムクン」、「『エキゾチップス グリーンカレー味』がうま辛過ぎて止まらない」「『エキゾチップス』ってやつ。味の再現率が半端ない」などの反響があったそうで、評判はかなり良いよう。

「タイ料理が好きな方には一度お召し上がりいただくと、繰り返しお買い上げいただいている方が多く見受けられます。より多くの方々に『エキゾチップス』をご購入していただけるように、とことん“本格感”を追求していきたいと思っております」

「今まで体感したことのない“タイ感”あふれる未知の味わい」を一度、味わってみては!? 本物のマンゴーカレーと食べ比べてみるのも楽しいかもしれません!


(田辺 香)