英元トレーダーに有罪判決 金利不正で禁錮14年
【ロンドン共同】国際的な金融取引の基準となるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作事件の公判が3日、ロンドンの裁判所で開かれた。不正の中心人物とされ、詐取など八つの罪に問われた英国人の元トレーダー、トム・ヘイズ被告(35)に禁錮14年が言い渡された。英メディアが伝えた。
陪審が同日の審理で有罪評決を出し、裁判官が量刑を決めた。同事件での有罪判決は初めて。
ヘイズ被告は2006~09年にスイス金融大手UBSのトレーダーとして東京に勤務。その後、09年に米シティグループに移り、10年に解雇されるまでの約4年間、不正を行ったとされた。