Android Authorityは2日(現地時間)、液体金属(リキッドメタル)製の筐体を採用するスマートフォン「Turing Phone」の予約受付がスタートしたと伝えています。
Turing Phoneは、当初7月31日に先行予約の受付が開始される予定とされていたものの、最終的に7月中に予約の受け付けは開始されませんでした。しかし遅れることわずか数日、今回ついに公式Webサイトを通じて購入予約の申し込みを行うことが可能になりました。
Turing Phoneは、ハードウェア面のみならずソフトウェア面においても “堅牢” な造りとなっており、ビジネス用途にも耐えるセキュリティ性能の高さもその魅力の1つとなります。
以下は、Turing Phoneの主なスペック。
OS | Android 5.1 Lollipop |
ディスプレイ | 5.5インチ フルHD(1920×1080)ディスプレイ |
液晶保護 | Corning Gorilla Glass 4 |
SoC | Qualcomm 2.5GHz駆動 32-bit クアッドコア Snapdragon 801 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 16 / 64 / 128GB |
メインカメラ | 1,300万画素(デュアルLEDフラッシュ) |
フロントカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 3,000mAh(非着脱式) |
その他 | 指紋認証機能 防水機能(IPx8 相当) |
全体的にハイスペックな仕上がりを見せていますが、既に時代遅れとも言える「Snapdragon 801」が搭載されている点が少々目立ちます。その一方で、使用されている素材の高価さも相まってかスペックの割には高価格に設定されています。
なお、16GBモデルは610ドル(約7万6千円)、64GBモデルが740ドル(約9万2千円)、そして128GBモデルは870ドル(約10万8千円)と、他メーカー製の最新フラッグシップモデルと肩を並べる価格設定となっています。
とはいうものの、あえてこの端末を購入するユーザーにとっては、筐体の堅牢性や高いセキュリティ性、あるいは独特な端末のデザインなどが関心事であり、価格設定はあまり大きな問題ではないのかもしれません。いずれにせよ日常的な用途に用いる分には十分すぎるスペックであり、Turing Phoneが魅力的な端末であることは間違いありません。