ギリシャのアテネ証券取引所=7月27日(ロイター=共同)
共同通信社

 【ロンドン共同】ギリシャのアテネ証券取引所は3日、5週間ぶりに売買を再開した。銀行株を中心に売られ、アテネ総合株価指数は取引停止前の最終営業日だった6月26日に比べ一時約23%下落し、約16%安の668・06で取引を終えた。終値ベースで2年11カ月ぶりの安値で、1日の下落率としては過去最大となった。

 欧州連合(EU)などによる同国向け支援再開に向けた協議が始まったものの、ギリシャ経済の先行きは依然不透明なことが嫌気された。

 市場では株価急落は予想通りとの見方が多い一方で、同国経済紙イメリシアは1987年の米株価暴落に例えて「ブラックマンデー」と報じた。

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