4日の日経平均株価は前日比27円75銭安の2万520円36銭と続落して取引を終えた。米国株安や円の上昇を嫌気した売りが先行した。一巡後に下げ幅を縮小し、プラス圏へ浮上する場面もあった。後場からは再び売り圧力に押されて軟化したが、終盤にかけて下げ渋った。TOPIXは5日続伸している。
個別では、16年3月期第1四半期で2ケタ減益のマルハニチロ <1333> が急落。税前利益が3割減となった三菱商事 <8058> も売りが優勢となった。営業益23%減のハーツユナイテッドグループ <3676> もさえない。16年3月期利益予想を下方修正したIHI <7013> も下落した。4-6月期で赤字幅が拡大した船井電機 <6839> や日機装 <6376> も安い。
半面、16年3月期の純利益予想を上方修正したオカモト <5122> はストップ高。第1四半期で営業益2倍のアクシアル リテイリング <8255> や営業益3倍の大建工業 <7905> なども高い。国内証券による目標株価の引き上げが観測されたトリドール <3397> も物色された。(編集担当:宮川子平)