もう語学の勉強、やめようかな。
「Google翻訳」のアプリがアップデートされました。今年の1月に追加された、カメラ越しのテキストを自動変換する機能が大幅にバージョンアップ。7カ国語から27カ国語対応になりました。
対応言語は、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、インドネシア語, ウクライナ語, オランダ語, カタロニア語, クロアチア語, スウェーデン語, スロバキア語, タガログ語, チェコ語, デンマーク語, トルコ語, ノルウェー語, ハンガリー語, フィンランド語, ブルガリア語, ポーランド語, リトアニア語, ルーマニア語、タイ語, ヒンディー語です(タイ語, ヒンディー語は英語からの翻訳のみ)。
最初に使うときは、対応言語の辞書データ(2MB)をダウンロードします。その後は、ネット環境がなくても使えます。使っている様子はこちらのPVをどうぞ。次々と色んな言語がカメラ越しにリアルタイムで翻訳されていきますよ。
残念ながら、まだ日本語には対応していませんが、ある程度英文を読める方なら海外旅行に便利そうですね。空港や街中にある案内板やレストランのメニューなどにスマホのカメラをかざせば、すぐに英訳してくれますから。
ところで、この映像変換機能は、先日ネット上を騒がせたグーグルの悪夢映像と同じニューラルネットワークを使っています。写真で標識などを撮ると、どうしても背景に色々と写ってしまいますが、「Google翻訳」のアプリは、そこから文字だけを抽出して翻訳できるんです。
それをするには、文字をただの画像ではなく意味を持つ文字として認識する必要があります。そこで、蓄積したデータから機械に学習をさせて一定のパターンを認識させられる、ニューラルネットワークの出番というわけです。
データが多いほど機械の学習も進むので、世界中のユーザーがブラウザやアプリで「Google翻訳」を使えば使うほど、翻訳の精度も上がっていきます。というわけで、私も語学の勉強はそこそこに、どんどん「Google翻訳」を使おうかなーと。
え? やっぱダメですか(笑)
Source: Google
(高橋ミレイ)