『第153回芥川賞』を受賞したお笑いコンビ・ピース、又吉直樹の小説『火花』が、169万部から40万部を増刷し、累計発行部数が209万部になることが4日、わかった。発行元の文藝春秋が発表した。又吉も「ありがとうございます。『火花』が多くの皆さまに届くことがうれしいです。僕も、この夏はたくさん本を読もうと思っています」と喜びのコメントを寄せている。
先月16日の受賞から一夜明けた17日には、64万部から40万部の大幅増刷が決定し104万部のミリオンセラーに。さらに、21日に20万部(累計124万部)、28日に20万部(累計144万部)、そして30日に25万部(累計169万部)を増刷した。
なお、同社によると「重版分が店頭に着荷したそばから売れており依然として全国的に品薄状態にあるものの、徐々に解消されつつあります」としている。