悪意のあるドローン操縦者はお金使ってでも見つけださなければ、そんなとこまできているのです。
野次馬ドローンが妨げとなり、消火活動が遅れるというとんでもない事件がアメリカで立て続けに起きました。人の命がかかった緊急事態にドローン飛ばして何やってんだと、怒り心頭のカリフォルニア州サンバーナーディーノ市は、ついにこのような迷惑行為を行なうドローンの操縦者を発見した人に礼金を出すことを発表。その額は、なんと合計7万5000ドル(約930万円)というかなりの大金です。これは言い換えれば、ドローン操縦者に懸賞金がかけられたということです。
サンバーナーディーノ市では、今年の6月から山火事の消火活動が3度もドローンによって遅れる事件が起きていました。懸賞金は各事件2万5000ドルの合計で7万5000ドル。懸賞金をかけるだけでなく、市は専用のホットラインも設けて情報提供を呼びかけています。また、この動きは今後このようなドローンによる妨害が起きないようにという、抑止の意味合いもあるのでしょう。
アメリカでは、現時点でドローンは航空機とみなされ、警察の判断で撃ち落とすことはできません。しかし、これに対して先日緊急の場合はドローン破壊を許可するように法を改正するよう求める動きがでてきました。
火事のような緊急の場を撮影するなんて…と思いますが、YouTubeなどの動画サイトをみると、意外にも多くの山火事空撮動画がポストされています。例えば、以下のこれもそう。
撮影者は、消火活動の妨げになるようなことはしていないとコメントしていますが、何が障害になるかわからないのが緊急事態ですから。
source: LA Times
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(そうこ)