「幽霊画」という日本美術史における歴史的モチーフを、気鋭のアーティストが独自の解釈によって様々な方法で表現する「現在幽霊画展」が、8月8日(土)~8月23日(日)に行われる。
【写真を見る】内田すずめ「拒食と自爆」2014 紙にミクストメディア 530×333mm <昨年開催の「幽霊画展2014」の出展作品>
作品を出展するのは、原宿カワイイ展やメンヘラ展へ絵画の出展も果たした、東京芸術大学在学中のあおいうにや、ネット上で開催された「幽霊画展2014」で大賞を受賞した内田すずめ、子供をモチーフとしながら、現代社会が抱えている問題をテーマにした絵画を制作する下田ひかりなど、総勢20名。
展示されるのは絵画だけではなく、映像、写真、染色、彫刻、フィギュア、イラスト、パフォーマンスと多種多様だ。
主催の美術作家・笹山直規は、「古来より自然の中にある『気配』を敏感に感じ取ってきた日本人の美意識に注目しました。本展は『妖怪・幽霊画』といった日本美術の歴史と、アーティストたちの『現在』が重なった新しい表現を追求しています」と語る。
「現在」の「幽霊画」というモチーフから生み出される新たなアートを、その目で確かめよう。【東京ウォーカー】