東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った川栄李奈(20)が、公演後に報道陣の取材に応じ、無数のフラッシュを浴びた。卒業後の初仕事として、舞台『AZUMI 幕末編』(9月11日~24日、東京・新国立劇場 中劇場)の主演を務める川栄は「殺陣も頑張りたい」と目を輝かせつつも、“おバカキャラ”卒業については「ずっと前からバカなので、多分できない」と白旗をあげて笑わせた。以下、一問一答。
【写真】横山由依、高橋朱里らも駆けつけた卒業公演の模様
――卒業公演終え、率直な感想を。
川栄 すごくファンの皆さんも温かくて、メンバーもすごく私のために泣いてくれたりとか感動したんですが、楽しく終われたのでよかったなと思っています。――最後にいろんなメンバーも駆けつけた。
川栄 はい。今まで一緒のチームになって仲良くなった子も駆けつけてくれて、ほんとにみんな大好きなので、「おめでとう」と言ってもらえてよかった。――最後のステージはどうでしたか。
川栄 きょうはいつもより楽しくて、最後と思わずにやろうと思ったんですけど、感動したり、たかみな(高橋みなみ)さんがすごく面白かったり(図らずも「ハステとワステ」のワステ風の髪型をしてきた)もして、すごく笑顔になれました。――卒業を発表してから4ヶ月ちょっと。その間の思いは?
川栄 卒業を発表してからすごく自分の中で何かがふっきれたというか、すっきりしたなというところはあったので、この間(8月1・2日)のさいたまスーパーアリーナのコンサートもそうですけど、晴れやかな気持ちで迎えられました。ただ、4ヶ月くらいあったので、みんな実感が沸かないねという話はしていました。――メンバーとは今後どういう関係に?
川栄 これからも友達として、みんなと仲良くできたらいいなと思っています。――いちばんいい思い出は?
川栄 メンバーに出会えたのがすごく大きくて。あんまり高校に行けてなかったりするなかで、メンバーに出会えたことは自分の中の青春だなと思います。――つらかったことは?
川栄 ダンスと歌がすごく苦手なので、最後まで得意になれなかったのがちょっと…(苦笑) 最後まで苦手でした。できないから、できないなりに頑張ろうと思ってやってきました。――AKBはどういう場所だった?
川栄 学校みたいな感じで、女の子がいっぱいいるけど本当にみんな仲良くて、自分も成長できる場所だった。外から見てると、女の子の集団だから怖いのかなという思いがあったんですが、みんな本当に優しくて一つにまとまっていました。――今後の活動は?
川栄 お芝居が好きなので、お芝居の仕事ができたらいいなと思っています。経験が全然浅いのでいろんな演技をして、成長できたらいいなと思います。――どういう女優になりたい?
川栄 アイドルを卒業して女優さんになるのはすごく難しいことだと思うんですけど、10年後、20年後とかに、「この人アイドルだったんだ」と言われる人になりたいなと思います。――今一番やりたいことは?
川栄 本当にお仕事がしたいです。舞台も決まっているのでそれに向けて頑張りたい。DVDとかドラマをいっぱい見て勉強しています。発声の練習は特にしてないですね。――恋愛解禁になると思いますが。
川栄 まずはお仕事を頑張りたいので…。(いい出会いがあればという感じ?)そうですね。お仕事に支障がない限り。――今狙ってる方がいる?
川栄 いたらおかしくないですか?(笑) いないです、いないです(笑)――舞台『AZUMI』に向けて。
川栄 殺陣とかももちろん難しいですし、舞台をやったことないのですごく不安はあるんですけど、皆さんからたくさん学んで頑張ろうと思います。まだけいこは始まっていないんですけど、原作があって、映画も舞台もやっている作品なので、今までのイメージと違った形で、殺陣も頑張りたいと思います。――どんなAKB人生でした?
川栄 本当に楽しかったですし、もし、もう一回生まれ変わってAKBに入れるなら入りたいと思うし、それくらい楽しかったです。――歌とダンスは今後やる予定は?
川栄 ないです。下手なので。バラエティーはお話をいただけるなら、やりたいと思います。――AKBでは“おバカキャラ”と言われてきた。卒業後は?
川栄 バカだから“あの子できるのかな?”というイメージがすごくあると思うので、“この子、バカだけどできるね”と言われるような人になりたいと思います。(おバカキャラは卒業?)う~ん…でもずっと前からバカなので、多分できない(笑)。そこは隠しつついきたいなと思います(笑)