戦艦「三笠」旗、返還へ 元米海兵隊員から
日露戦争の日本海海戦で1905(明治38)年、バルチック艦隊を破った連合艦隊の旗艦として活躍した戦艦「三笠」で使われていたとみられる軍艦旗が、米国で見つかり、近く日本側に返還されることが4日、分かった。米ワシントン州の地元紙「コロンビアン」(電子版)が同日までに報じた。
旗は元海兵隊員(92)が太平洋戦争の終戦後、船内から持ち帰った旭日旗で、大きさは縦約3メートル、横約5メートルという。
三笠は退役後、神奈川県横須賀市内で保存されており、報道によると元海兵隊員の依頼を受け、退役軍人を支援する米国の団体が、船の管理に当たっている「三笠保存会」に返す予定。