38年前に宇宙へ飛び立った「地球の音」が公開される

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宇宙人、もう聞いてくれたかしら。

1977年に打ち上げられた宇宙探査機ボイジャー。主に太陽系外惑星の探査を目的とし、新しい衛星など数多くの発見をもたらしてくれました。

そのボイジャーに積まれていたことで有名なのが、ゴールデンレコードと呼ばれるもの。これは、地球上に存在するさまざまな画像を収録し、地球外の生命体に知ってもらおうという夢のある試みでした。

ゴールデンレコードには、55種類もの言語による挨拶や自然音などが収録されたと言われますが、38年の時を経て、その一部がSoundcloudで聞けるようになりました。


電車が駅を通り過ぎる音


コオロギとカエルの鳴き声


犬の吠える声


泣いている赤ちゃんをあやすお母さん


モールス信号と船の警笛


荷馬車の音


制作された際、委員長となったカール・セーガン氏は「ゴールデンレコードが担っている役割は、地球外生命体に向けたメッセージだけではない。これは人類にとってのタイムカプセルであり、むしろそちらの方が重要であると言える」と語っていましたが、約40年を経た今改めて聞いてみると、その言葉の意味がとてもよくわかる気がします。

他にもたくさんの「地球の音」が収められています。ご興味のある方は是非どうぞ。


Photo via NASA/Wikipedia
source: NASA on Soundcloud and Popular Science

Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文
(渡邊徹則)