今日、株価が最高値を記録した数時間後、Netflixは従業員向けの新しいプログラムを発表した。
Netflixは無条件の育児休業、産後休暇制度の設けたことをブログ記事に記している。Chief Talent OfficerのTawni Cranzは以下のように伝えている。
Netflixでは、従業員が当社のビジネスの文脈を理解し、自身で責任を持って自由な判断ができる「自由と責任」の文化を育てることに注力しています。これを念頭に、今日、私たちは新しく母親や父親となった人のための無条件の休業制度を制定しました。これは、子供が誕生あるいは養子を迎えてから一年間、必要なだけ休業することを認める制度です。
私たちは、従業員が家族を育てるために必要なバランスを取るための柔軟な対応とそれが確実にできる環境を提供したいと考えています。それも、仕事やお金の心配をせずにです。親は、パートタイム、フルタイムで仕事復帰をしたり、仕事復帰した後でも必要なら家庭に戻ることができます。私たちは通常と同じように彼らに給料を支払い、休業制度の給料に変わる心配もありません。各従業員は、彼らと彼らの家族のために何が最善な方法であるかを考え、マネージャーと協力して、不在時の仕事について相談します。
Netflixの継続的な成功とそれぞれの分野において最も優秀な人材のために競争して確保することとは連動しています。これまでの経験から、人は家庭の心配が少ないほど仕事のパフォーマンスが良くなります。新しいポリシーと無条件の休業は、従業員が経験する人生の変化に対応することをサポートし、より集中して仕事に打ち込める状態で職場に復帰することを支援します。
これは金字塔となるような福利厚生制度だ。企業が、既存そして潜在的な従業員のことをどれくらい考えているかを示すものだ。Netflixは、親となった従業員がパートタイムかフルタイムで職場に復帰すること、さらに最初の一年の間はまた家庭に戻ることもできると示した。その間の給料はもちろん支払われる。
Yahooは2013年に育児休暇と産後休暇の期間を倍にし、FacebookやGoogleと肩を並べた。そしてその3社にとってこの制度がいかに重要なものであるかを示している。
彼らの人材は育っている。
2000年代を振り返ってみると、当時の福利厚生と言えば卓球台、XBox、お菓子に無料のランチ(全ては従業員をオフィスに留めて、たくさん働いてもらうため)のようなものだった。現在多くの人は「ワークライフバランス 」の改善を求めていて、Netflixは歩み寄ってその要求に応じた。これは賢い選択だろう。従業員が家庭のことで頭が一杯でストレスを非常に感じてるのなら、企業が彼らから良い成果を得られることはない。
Netflixは無条件のポリシーを制定したが、今日のポリシーのアップデートは、最高の人材を求めていることを明確に示すものだ。それも、親となった人材に焦点を当てていることを示している。
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