人事院の一宮なほみ総裁(左)から人事院勧告を受け取る安倍首相=6日午後、首相官邸
共同通信社

 人事院は6日、2015年度の国家公務員一般職の月給を平均0・36%、ボーナス(期末、勤勉手当)を0・1カ月分、それぞれ引き上げるよう国会と内閣に勧告した。いずれも2年連続のプラスで、平均年間給与は5万9千円(0・9%)増の666万5千円となる。景気回復により今春闘で民間企業の賃上げの動きが相次いだことを反映した。月給とボーナスがともに2年連続で引き上げられるのは24年ぶり。

 ワークライフバランス(仕事と生活の両立)を推進するため、研究職などに限られているフレックスタイム制を全職員が利用できるようにすることも勧告。