電気柵による感電事故の現場付近を調べる捜査員=7月22日、静岡県西伊豆町
共同通信社

 静岡県西伊豆町の川で獣害対策用の電気柵に感電し2人が死亡した事故で、県警は7日、柵を設置した男性(79)が、死亡したと明らかにした。自宅庭で首をつった状態で見つかっており、自殺とみられる。遺書は見つかっていない。

 県警によると、同日午前8時ごろ男性の妻が発見、警察と消防に通報した。病院で死亡が確認された。

 県警によると、感電事故後、男性の体調を確認しながら慎重に聴き取りを実施。6日夕も話を聴いていたが、変わった様子はなかったという。

 県警は「大変残念な結果。今後も関係者の聴取や裏付けを慎重に進めていきたい」(捜査1課)とのコメントを出した。