カメラが進化しちゃうかも?
夏、真っ盛り。暑くてしんどい季節ですが、その分、海に、山に、お祭りに、花火に! さまざまなイベントが控えています。それこそ旅行好き、カメラ好きにとっては浮足立つ季節なのではないでしょうか。かくいう僕も、とある噂を耳にして、カメラ片手に半分仕事・半分趣味な取材の旅へと出ていました。その噂というのが、
「とある限定スイーツがス・ゴ・イ」
甘味はガジェットか!?と聞かれると返答に困るので言い訳させてもらうと、旬で粋なものを追ってみるのも、それはまた記者の勤めである気がするのです(えっへん)。
実はもう1点、どちらかといえばガジェット寄りな理由がひとつあります。実はカメラとの相性がピッタリな新しい「TransferJet™対応製品」を手に入れたんです。ちょうどそれを試すいい機会だなぁって。
この近接無線転送技術を使った東芝の「TransferJet™対応製品」。その便利さによって過去、何度か話題になりました。そして、先日はついに渇望されていた、TransferJet™搭載SDメモリカード「SD-TJA016G」が登場したんです。
これをカメラに仕込んでおけば、写真の取り扱いがすごく快適になりそうなんです。TransferJet™搭載のSDメモリカードの操作はわずか3ステップ。
1.カメラにTransferJet™搭載SDメモリカードを入れて、受信したい端末にはアダプタをセット
2.TransferJet™のアプリ・ソフトを起動し、受信のスタンバイをする。
3.SDメモリカードとアダプタを約3cm以内に近づける。
と、これだけでファイルが送信できます。たとえばこうやってピタっとくっ付けるだけで、カメラで撮った写真をノートパソコンへバックアップできるというわけですね。
転送速度の速さも魅力です。無線通信ながら、TransferJet™の実効スループットは最大で375Mbpsと超高速。規格上は100Mの動画ファイルでも約3秒で転送できるほどの能力を持っています。最近のカメラは画素数の進化と共に、ファイルサイズも大きくなっているので、高速転送は注目すべきポイントである気がしますよ。
こんな手軽に写真が取り出せたら、それはもういろいろと快適になっちゃうのでは? 写真好きとしては胸が高まるガジェットですよね!
場所は日暮里の商店街。目的はとあるお店の限定スイーツですが、せっかく来たので、散策しながら一眼レフの味を楽しむとしましょう。利用するカメラはCanonのEOS 8000D、もちろん中にはTransferJet™搭載SDメモリードが入っています。
日本の夏を象徴する風鈴。心地よい音色まで収められればいいのに。カメラを通して覗き込む世界は、目で見るモノとは少し違う表情を見せてくれます。他にも…。
夏の鋭い日差しが落ちる街の様子を撮ってみたり。
涼しいポイントを見つけてくつろぐお猫様をズームで激写したり。
アクロバティックな姿勢で背景のボケ味を楽しんでみたり。スマホのカメラも優秀ですが、やはり一眼レフは表現の幅が広がって楽しいですね。
そしてこちらが、目的の限定スイーツ! 素材選びにこだわりのある「和栗や」のメロンとモンブランのふんだんに使った「夏のモンブラン」です。メロンはシャーベット状になっていて、熱を持った体をキューっと冷やしてくれます。
さらに半分食べたあとに炭酸水を注いて食べることで、シュワっと爽やか! うん、これは確かに夏のスイーツです。う、う、う、う〜ま〜い〜ぞぉ〜〜!!
せっかく一息つけたので、撮影した写真のチェックをしてみましょう。TransferJet™対応アダプタを接続したWindowsタブレットへと写真を送り込みます。カードリーダーは要りません。TransferJet™対応製品同士を近づければOKです。
撮影後、すぐにタブレットへ一括送信できるので、出先でも写真の出来栄えが確認できるのは嬉しいですね。そして無線転送でも、速度が速いのがTransferJet™のポイントです。お互いを向き合わせる(くっつけるような感覚です)ことで通信するので、第三者から傍受される心配が少ないのも安心できますね。
涼しくなったところで散策を再開、すると…あれ、長谷くん! ギズモード編集部の長谷くんじゃないか。なんという偶然。
この暑さのせいで半壊したソフトクリームを見つめる長谷くんが可哀想だったので、散策仲間に加えることにしました。
「おいしい、おいしい」と。メンチカツをモリモリ頬張る長谷くん。その後も買い食いをしたり、猫を探したり。男2人のキャッキャウフフした休日は楽しく過ぎていきました。たまにはこういうのもいいですね。
長谷「小暮さん、さっき撮った写真、あとで送ってもらっていいですか?」
いやいや、今でしょ!
TransferJet™にはiPhone、iPad、iPod対応のアダプタもあります。アプリを起動して、カメラのSDメモリカードスロット部に近づければグングンと写真が送られていきます。カメラがDPOF機能に対応していれば送る写真(JPEGのみ)を選べるので、欲しい写真だけをピンポイントに渡すこともできるようですよ。
長谷「今日の思い出になるような、いい写真ですね」
…長谷くんは、僕のことが好きなんじゃないかと思います。
気ままに散策するという予定は途中から変わってしまいましたが、カメラを持って撮り歩く良い休日となりました。せっかくなので今日の思い出をシェアするとしましょう。
僕が使っている「ARROWS NX F-04G」は本体にTransferJet™を内蔵しているので、アプリを起動して近づけるだけ。ファイルサイズの大きな写真でも素早くスマホに送り込むことができるんです。
すごくお手軽。対応スマホ、もっと増えるといいなぁ。
撮影した写真ってどうしてます?
きっと多くの人が最終的にはパソコンにバックアップしているものだと思います。僕も同じく、寝る前に今日の成果をまるごとパソコンにコピーしておくことにしたのですが、ここでもTransferJet™が活躍しました。
通常であればSDメモリカードを取り出して、カードリーダーにセットして、転送して、またSDメモリカードを戻して…。って、面倒な作業ですが、今回はカメラのSDメモリカードスロット部とパソコンのUSBにセットしたTransferJet™対応アダプタをピタリ。これで続々と画像がパソコンへ送られていきます。
このスタイルならば、SDメモリカードはカメラの中のまま。簡単で手軽にバックアップできますよ。忘れっぽい方、SDメモリカードの出し入れが面倒な方はぜひ無線化を検討しましょう!
今日一日、TransferJet™を試してみましたが、近づけるだけで高速転送できるのはやはり便利。なにより、SDメモリカードタイプ「SD-TJA016G」の登場によって、新たに「カメラ」が対応機器の仲間入りしたのは大きいですね。活用できるシチュエーションがグンと広がりますし、「カードリーダー」というひとつのシガラミを忘れ去ることができます。
メインのSDメモリカードとしても便利ですし、デュアルスロット仕様のカメラなどは転送用のサブカードとしてセットしておいてもOK。見た目も涼し気なTransferJet™を夏のお供にしちゃいましょう!
撮影協力: 和栗や
source: TransferJet™
(小暮ひさのり)
●TransferJet™およびTransferJet™ロゴはTransferJet™コンソーシアムがライセンスしている商標です。
●IOSは、Ciscoの米国およびその他の国における商標または登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています。
●iPhone、iPad、iPod、Lightning 、Apple及びAppleロゴは、Apple Inc.の商標です。App Store は、Apple Inc.のサービスマークです。
●Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
・AndroidおよびGoogle Playは、Google Inc.の商標です。
●対応OS:Windows® 7, 8、Android™ 4.0~4.2、iOS7.1, 8.1 ※一部対応していない機器もあります。
ご購入前に、お使いの機器に対応しているか当社サイトにてご確認ください。
(動作確認機器一覧:T-JET対応アダプタ動作確認機器)
・T-JET搭載SDHCメモリカード動作確認機器