【パリ時事】スイス南部アルプス山脈のマッターホルンで、1970年に行方不明となった日本人の登山家2人の遺骨が見つかっていたことが6日、分かった。遺骨は昨年発見され、地元のバレー州警察がDNA鑑定で身元を確認した。
在ジュネーブ領事事務所によると、遺骨は行方不明当時、千葉市に住んでいた及川三千雄さん=当時(22)=と、東京都墨田区在住だった小林正幸さん=同(21)=。標高約2800メートルにある氷河で登山者が見つけた。
領事事務所は遺骨発見の事実を既に遺族に伝えた。マッターホルンでは温暖化の影響で雪解けが進み、過去に遭難したとみられる登山家の遺体がたびたび見つかっている。