【クアラルンプール時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)は6日、クアラルンプールで4日開催された外相会議の共同声明を発表した。声明は懸案の南シナ海情勢について「引き続き深刻に懸念している」と指摘した。

 声明はまた、「信頼を侵食し、緊張を高めた上、さらに南シナ海の平和、安全、安定を損ないかねない埋め立てに関し、一部の閣僚によって表明された深刻な懸念に留意した」とし、間接的な形で中国による大規模な埋め立てに言及している。

 その上で、全ての関係当事者に対し、「紛争を複雑化させたりエスカレートさせたりする活動」を自制する必要があると強調した。 

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