「Apple Musicのユーザーは1100万人以上」とエディー・キュー上級副社長が語る | TechCrunch Japan

Apple Musicののユーザー数についてAppleが最初の発表を行った。Appleのエディー・キュー上級副社長はUSA Todayのインタビューに答えて、サービスのスタート後、最初の5週間でユーザー数は1100万人を超えたと語った。これまでAppleは何百万人ものユーザーがApple Musicを使っているとだけ発表していた。

Apple Musicは6月末にスタートしたが、最初の3ヶ月はトライアル期間で無料となっている。だから1100万人のうちどれだけが有料契約に移行するかはまだ不明だ。最大のライバル、Spotifyの場合、有料ユーザーは2000万人で、広告が掲載される無料版のユーザーは5500万人となっている。フランスのストリーミング・サービス、Deezerは世界で600万人の有料ユーザー、1000万人の無料ユーザーを集めている。Jay ZのTidalの有料ユーザーは100万人以下だ。

またエディー・キューは200万人がファミリープランに加入したと述べたが、これも現在はまだ無料期間中だ。

最初の数字としては納得できるものだが、真価が問われるのはこれからだ。地域によって料金を大幅に変えている(インドではわずか月間2ドル )Appleの戦略は規模の拡大を優先したものだろう。またAndroidが圧倒的な地域ではAndroidアプリの出来栄え(Apple Music willはAndroid版を準備中だ)がユーザー獲得に大いに影響してくるだろう。いずれにせよ、主要なライバルにすべて無料版があるのに対して、それを欠くことはApple Musicの規模拡大にとって障害だろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+