ロボットの脳を無理やり高度にするより、人間の脳がロボットをコントロールした方が効果的 | TechCrunch Japan

“このプロジェクトは、ロボットの内部に人間の脳を入れてみることなんだ”。

とは言っても、こいつは、それほどホラーSF的でもない。

今ロボットは、ますます自力で行動するようになっている。 DARPAのAtlasは、階段を上がったりドアを開けたりする。GoogleのSmall Dogは、そこらを走り回り、小さな障害物を跳び越え、彼を蹴ろうとした人の名前を、あとで殺すためにすべて覚える

でもそんな自律ロボットを作るための難問にぶつかったら、その一般的汎用的な解を見つけるために、長い年月のAI研究が必要になる。

ロボット自身を完全に自律的にするのではなく、より高度な動作に関しては、人間がリモートでコントロールする、というやり方もあるのではないか。

それは昔のSFによくあったし、今でもこのロボットでMITが研究開発をしている。

このプロジェクトは、二部分から成る。ひとつは、人間よりも力持ちで、重い物を持ち上げたり、火事で燃えているビルに喜んで飛び込んでいけるロボットを作ること。もうひとつは、そのロボットの動きをコントロールし、その視界を見るための外骨格スーツを作って人間が着用すること。

Pacific Rimのイェーガーに似ているが、サイズは超高層ビルのように大きくはない。

しかもこのプロジェクトでは、人間がリモートスーツを着てロボットをコントロールするだけでなく、ロボットからの、自分の今の姿勢等に関する、力によるフィードバックもある。そこでたとえば、人間オペレータは今ロボットが転倒しそうであることを理解し、態勢を立て直すことができる。

今は上図のように壁を突き破ったり、缶をつぶすことしかできないが、火災現場から人を救出することなどは、すぐにできるようになりそうだ。燃えているビルの外で外骨格スーツを着てがんばっている人間オペレータの姿は、まるで、ロックを踊っているように見えるだろう。

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[YouTube上のMIT, 出典: Gizmodo]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa