2015-16シーズンのDFBポカール1回戦が8日に行われ、日本代表MF長谷部誠、MF乾貴士が所属するフランクフルトとブレーマーSVが対戦した。
アルミン・フェー新監督のもと今シーズン初の公式戦に臨むフランクフルトは長谷部が右SB、乾が左MFで揃って先発出場。新加入のルク・カスタイニョスもスタメンに名を連ねた。
フランクフルトに最初のチャンスが訪れたのは12分。ピッチ中央から乾がドリブルで持ち運び前線で走りだしたハリス・セフェロヴィッチにスルーパスを送る。これを受けたセフェロヴィッチはエリア内左から左足でシュートを放つも、GKの正面に飛んだ。さらに16分には左CKからカスタイニョスが左足ボレーで合わせたが枠を捉えられない。
引いて守るブレーマーSVを崩せない時間が続いていたフランクフルトだが31分、シュテファン・ライナルツのスルーパスから裏に抜けだしたカスタイニョスがGKと一対一の局面を迎えると、右ポストをかすめるシュートを決め先制に成功する。
追加点を狙うフランクフルトは40分にセットプレーのこぼれ球をセフェロヴィッチがエリア手前から左足ボレーで狙ったがこれはGKに阻まれた。セフェロヴィッチは45分にも左からのクロスに頭で合わせたがシュートはクロスバーに直撃。結局1−0のまま前半を終えた。
後半開始早々の47分、マルク・シュテンデラからパスを受けたセフェロヴィッチがGKと一対一を迎えたが、左足アウトサイドのシュートはしっかりミートできず、ビッグチャンスを逃してしまう。
追加点が生まれたのは52分。右サイドの長谷部から低いクロスボールが入ると、中央でライナルツがワントラップからシュート。これはDFに阻まれたが、こぼれ球に反応した乾のコントロールが長くなったところをゴール前のシュテファン・アイグナーが押し込んだ。
60分、フランクフルトはシュンデラに代えてヨハネス・フルムを投入。続く62分にはルカ・ヴァルトシュミットとの交代で乾がピッチを退いた。すると71分、ヴァルトシュミットが指揮官の起用に応える。中央でパスを受けたヴァルドシュミットはドリブルで持ち込むとそのままエリア内に侵入。GKとの一対一を制してゴール左隅に決めた。
ブレーマーSVはカウンターからチャンスをうかがうも、なかなかシュートまでは持ち込めず苦しい展開が続く。一方、リードを3点に広げたフランクフルトは79分にカスタイニョスを下げジョエル・ゲレズギヘルをピッチへ送り出し交代カードを使い切った。
試合はこのまま3−0で終了。ブレーマーSVを退けたフランクフルトがDFBポカール2回戦進出を決めている。
フランクフルトは14日のブンデスリーガ開幕戦でヴォルフスブルクと対戦する。
【スコア】
【得点者】