日本国憲法が掲げる3大原則(国民主権、基本的人権の尊重、平和主義)を否定するなどの暴言で物議をかもしている自民党の武藤貴也衆院議員に対し、批判の声が多数あがっている。
武藤議員は7月30日にTwitterで、安保関連法案に反対する学生団体「SEALDs」の抗議活動に対し、「彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と発言し、物議をかもした。
さらにその後、過去のブログで憲法の3大原則について「この三つとも日本精神を破壊するものであり、大きな問題を孕んだ思想だ」などと記していたことがわかり、批判の声が殺到している。
大阪維新の会代表で大阪市長の橋下徹氏は3日、Twitterで「そんなに威勢の良いことを言うなら、お前がまず行け」と武藤議員を痛烈批判。元衆議院議員の東国原英夫氏も5日にTwitterで、「どう考えても頭おかしいとしか思えない」とバッサリ。民主党の蓮舫代表代行は5日にTwitterで「憲法尊重擁護義務さえ理解していない国会議員が何を言うのか」とツイートしている。