山口県下関市の会社経営羅時燦さん(77)ら2人が昨年8月に行方不明となり佐賀市の残土置き場で遺体が見つかった事件で、羅さんは会社所有の土地の売却代金を残土置き場の運営に関わる知人の男から回収するために佐賀市を訪れたとみられることが8日、捜査関係者への取材で分かった。佐賀署捜査本部はこの男が事件に関与の疑いが強まったとして、死体遺棄容疑で強制捜査に乗り出す方針を固めた。

 捜査関係者らによると、羅さんの会社は遺体発見現場から約3キロ離れた土地を所有し、知人の男が経営する会社が利用。しかし羅さんが許可しない目的で土地を利用し、男との間でトラブルとなっていた。

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