8日、2014-15シーズンのセリエA王者ユヴェントスと、2014-15シーズンのコッパ・イタリア覇者ラツィオによるイタリア・スーパーカップ2015が、中国の北京国家体育場で行われた。
今夏、ユヴェントスはリーグ4連覇の原動力となったMFアンドレア・ピルロ、MFアルトゥーロ・ビダル、FWカルロス・テベスが退団。さらに、DFジョルジョ・キエッリーニ、MFクワドォー・アサモア、MFサミ・ケディラ、FWアルバロ・モラタといった主力が負傷欠場となった。
前半は昨シーズンから選手の入れ替わりが少ないラツィオのペースで進んだが、スコアレスのままハーフタイムに突入。膠着状態が続いていた61分、ユヴェントスが選手交代で流れを引き寄せる。2トップの一角で先発したFWキングスレイ・コマンに代わって、パレルモから加わったパウロ・ディバラがピッチへ。
69分、ステファノ・ストゥラーロのクロスをマリオ・マンジュキッチが打点の高いヘディングで合わてゴールネットを揺らす。新加入のマンジュキッチのゴールでユヴェントスが先制点を奪った。続く74分、マンジュキッチが敵陣深くまで進入してクロス。逆サイドに流れたボールをポール・ポグバが中央へ丁寧に送ると、フリーでパスを受けたディバラが強烈な一撃を左足で突き刺し、ユヴェントスがリードを2点に広げた。
残り時間をユヴェントスは、GKジャンルイジ・ブッフォンを中心とした守備陣が反撃を封じ、ラツィオを完封して2-0で勝利。新加入のマンジュキッチとディバラの活躍で、ユヴェントスが2年ぶり7度のイタリア・スーパーカップを手にしている。ユヴェントスは7度目の戴冠で、ミランを振り切り同タイトル最多優勝クラブとなった。
【スコア】
【得点者】