マリ軍、外国人4人救出=PKO関係者ら死亡―武装集団立てこもり

 【ロンドン時事】西アフリカのマリ中部セバレで武装集団がホテルを襲い、外国人らを人質に立てこもった事件で、マリ軍部隊は8日、救出作戦を実施し、ホテルを解放した。ロイター通信などによると、この作戦で外国人4人を含む複数の人質が救出されたものの、人質の国連平和維持活動(PKO)関係者など3人が死亡。兵士5人と襲撃犯4人も死亡した。

 現地にはPKOのマリ多元統合安定化派遣団(MINUSMA)の部隊が展開している。死亡した人質のうち1人はMINUSMAと契約する航空会社の従業員で、南アフリカ人とみられる。救出された外国人は南アフリカ人2人とウクライナ人1人、ロシア人の航空会社従業員1人のもよう。