朝日新聞社は8月6日から、「朝日新聞 機動戦士ガンダム版」を全国で販売。一面には「一年戦争終結へ」「ジオン公国全面降伏」などの見出しが並び、「シャア大佐は行方不明」「故・マ・クベの壺、競売へ」といった“それらしい”記事も含まれる紙面で、話題となっている。
これは、東京の森アーツセンターギャラリーで9月27日まで開催されている「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」を記念した特別号。ジオン公国と地球連邦政府との間で起きた「一年戦争」が終結する日に、もし朝日新聞が発行されたらどういった内容になるかという企画だ。
通常の新聞と同じサイズで、題字は朝日新聞本紙と同じものを使用。中面ではガンダムシリーズの詳細な解説や、物語の生みの親・富野由悠季監督のインタビュー、ガンプラのパッケージコレクションを特集し、テレビ欄もガンダム関連で埋め尽くされている。そのほか、地球の天気予報では「ジャブロー」「オデッサ」、企業広告は「アナハイム・エレクトロニクス社」など、物語で出てきた地名や社名があり、まさに紙面すべてがガンダム一色だ。
価格は400円(税込)で、関東・関西・北海道のコンビニエンスストアや関東・関西の駅即売店、六本木ヒルズ森タワー3階ショップ、全国のASA(朝日新聞販売所)などで販売している。
早速、買いに走った人も多かったようで、販売開始となる6日、ツイッター上には、
「今日発売の朝日新聞ガンダム版、近所のコンビニ、朝日新聞販売所どこにもない!買えるのか?」
という声が続出、品薄状態になっていることがうかがえる。一方、購入できたという人からは、
「細かい所まで作り込みすぎてて面白すぎる(≧∇≦*)」
と、評価する感想も。
昨今「新聞離れ」が叫ばれているが、超人気コンテンツ・ガンダムの効果もあり、いつもより新聞に関心をもつ人が増えたのは間違いないようだ。新聞の新しい波の一例になるかも?
※当記事は2015年08月08日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。