岸本斉史氏原作の劇場アニメ「NARUTO-ナルト-」シリーズ第11作目となる『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』が7日に全国268劇場268スクリーンで公開され、9日までの週末3日間に約51.6万人を動員、興行収入約6.8億円を上げたことが10日、わかった。
これまでのシリーズのオープニング成績で、歴代最高だった前作『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』(昨年12月6日公開、8日までの3日間)との比較で115.1%となり、記録を更新。シリーズ最高の滑り出しを見せた。
同作を配給する東宝が行ったwebアンケート(男女比 58:42)によると、鑑賞動機(複数回答可)は「テレビアニメシリーズ」56.6%、「週刊少年ジャンプ」53.9%となり、テレビアニメに加え、原作漫画のファンが多く劇場に詰めかけたことが伺える。
落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが、里一番の忍者である火影(ほかげ)を目指す物語を描いた原作は、昨年、15年の連載を経て完結。今回の映画は、原作者が脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮を手がけた完全新作で、七代目火影となったナルトの息子・ボルトを主人公に、「父を超える」という普遍的なテーマが描かれた。オープニング成績では父・ナルトが主人公だった過去10作品を飛び超えていった息子・ボルト。現時点でのシリーズ最高成績である前作の最終興収(約20億円)を超えるヒットが期待されている。
■オープニング3日間の成績
8月7日(金):21万750人、2億7048万8500円