歌舞伎俳優・尾上松也(30)が10日、東京・新橋のスペースFS汐留でDVD『GOTHAM/ゴッサム<ファースト・シーズン>』(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント)リリース記念イベントに登場した。
バットマンで知られる映画『ダークナイト』。その舞台であるゴッサム・シティに起こる凶悪事件へ若きゴードン刑事が立ち向かう。『ダークナイト』以前の話なため、同作のキャラクターたちの過去も知ることができ、より深みのある世界観を楽しむことができることで好評となり、米国での初回放送視聴者数は1200万人を突破、16話予定だったものが22話に増えた上、シーズン2の制作も決定している熱狂ぶりを見せている。
尾上はバットマンシリーズを通してのファンで、アニメやDCコミックまで読んでいるという大のバットマン・ファンということでこのたびの登場となり、「ゴッサムというところをタイトルに出してきたというのは惹かれますよね」と、そこから楽しんでいたのだとか。
その愛着は1989年に公開された映画『バットマン』から続いているそうで、ブルース・ウェインのことを始め、ペンギン、執事のアルフレッド・ペニーワースのことなどをそれぞれ熱弁しつつ『ゴッサム』について、「バットマン・ファンとしてはタイトルだけでも惹かれますけど、バットマンの活躍だけではないところを描いている。ゴードンさんを主体にしているのが憎いですねぇ。映画にいたるまでを描いてくれているというのがなによりもツボです。より現実世界に近い雰囲気、世界観の作り方、アクションも申し分ない一級品です」と、魅力を口にする。
もし、警察も悪とつながっている腐敗しきっている街『ゴッサム』において1人正義ということを貫くことができるかと問われた尾上は、「いやー。難しいでしょうね。会社で務めたことがないから分かりませんが、嫌な上司に立ち向かうというくらいの問題じゃないですからね。街全体と闘うというのは…。おそらく僕は巻かれると思います」と、苦笑いを浮かべつつ、ゴードン刑事について、「自分のなかで挑戦するのは大事と思いますが、彼のようにすべてを変えようとする勇気は大事だと思います」と、憧れる様子も見せていた。
さらに、本作で悪の象徴として登場するフィッシュ・ムーニーという女性について、現実に接近する機会があったらどうするかへは「言葉もないでしょうね。すべてを理解しつくしている女性でしょうからすぐに騙されちゃう気がしますね。できれば近づいてきてほしくない」と、キッパリだった。
「いち刑事ドラマとしても楽しめますし、バットマンを知らなくてもハラハラ・ドキドキできます。より興味を持って楽しんでもらえたら」と、アピールしていた。
DVD『GOTHAM/ゴッサム<ファースト・シーズン>』のVol.5~8(各巻2話収録)は12日よりレンタル開始!
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