日本代表は9日、EAFF東アジアカップ2015最終戦で中国代表と対戦した。
開始10分に先制点を許した日本は、41分にMF武藤雄樹のゴールで同点に追いつくも、最後まで追加点を挙げられず。1-1で引き分け、大会史上初の最下位に終わった。
3試合連続で先発起用されたDF遠藤航が記者団の取材に応じ、「こういう厳しい戦いをモノにできるようなプレーというか。そういうところでもっともっと自分が違いを見せたり、チームとして最後に1点を取っていく、パワーをみんなでかけていくとか、そういうところはまだ必要なのかなと感じました」と述べ、最後の部分で個人としてもチームとしても力不足を感じた様子。
初戦の北朝鮮戦と第2戦の韓国戦は右サイドバックで起用されたが、この日はボランチでの起用となった。2つのポジションでプレーしたことについては「自分にとって成長になると思っています。サイドバックを自分のできるポジションとしてアピールしていけばいいと思うし、ボランチでも同じようなクオリティーを、より質を高めていければいいのかなと。そのいろんなポジションをこなすことによって自分は成長していけると思います」と、複数のポジションをこなすことで、自身の成長につながると話している。
ボランチとしてプレーした感想については「うーん、何回もボールに関われるところがボランチのよさだと思うんで、そういう意味では自分のところでタテに入れたりとか、一度、サイドに展開したりとかは意識していた。そのかかわり方はボランチの方がやりやすいというか、まあリオ(U-22代表)でもやっているんで、自分のイメージとプレーが持ちやすかったと思いますね」と、U-22日本代表でプレーしているポジションであるため、やりやすさを感じていたという。
中盤でコンビを組んだMF山口蛍との関係性については「やっぱり蛍君も運動量豊富でよく走ってくれるんで、自分もそれに負けないようにしっかり球際に行ったり、チャレンジ&カバーというか、1人が行ったらもう1人はいかないっていうところの関係性はすごくいい感じに保てたと思います。そこの守備に関しても90分通してしっかり行けていたと思う。でも蛍君の方が(ボールを)奪う回数は多かったのかなっていう印象があるんで、そういうところはお手本にしたいですね。リオ(U-22代表)とかチーム(湘南ベルマーレ)は3バックですけど、そういうところでボールを奪う意識だったりはこれからも持ち続けたいですし、もっとそういうところは向上できるかなと思いましたね」と、山口のいい面を吸収して今後の成長につなげることを誓った。