【ニューデリー共同】インド東部ジャルカンド州の村で、女性5人が「魔女」の疑いをかけられ、村民に集団リンチを受けて殺害された。警察当局は村民27人を逮捕した。PTI通信などが8日伝えた。インドでは少数民族の土着宗教や民間信仰が引き起こす「魔女狩り」事件が絶えず、当局は対応に苦慮している。

 地元警察によると、女性5人は30代から50代で、村民らは7日夜、女性らが呪いをかけ農作物の不作を招いたなどとして、ナイフや棒で殺害し遺体を捨てた。村民らは、反省の念を示していないといい、当局者は「教育を受けた若者ですら犯行に加わる」と嘆いた。