中国メディア・人民網は６日、韓国人自身が見た韓国人像について、同国のテレビ局ＭＢＣがこのほど実施した「国民意識調査」の結果から紹介する記事を掲載した。
記事は、この「国民意識調査」は戦後７０周年を記念してＭＢＣが実施したもので、韓国の一般市民と２００人の各界専門家を対象にアンケート調査を実施したと紹介した。
まず、「韓国人が考える、韓国の国際的地位」については、参加者の８１％が「先進国ではない」と認識する一方、「先進国」との回答が１０年前の調査の１．９％から１９％へと増加したと伝えた。また、韓国を最も象徴するシンボルに対する質問では、国旗である太極旗と国花のムクゲが多く挙げられたとした。
「韓国人が自認する長所」に対する質問では、「勤勉、強じん」との回答が目立ったと紹介。１９４５年の独立回復以降、わずか数十年で急速な成長を達成した「漢江の奇跡」の一番の原動力が、「韓国人の勤勉さ、強じんさ」にあると認識していると伝えた。また、韓国の経済発展を決定づけたトピックについては、６２年に初めて発表された「経済開発５カ年計画」が挙げられたことを紹介した。
さらに、「韓国人が最も韓国人としての誇りを感じた瞬間」については、０２年のサッカー日韓ワールドカップでベスト４に進出したこととし、「韓国―イタリア戦に対する疑惑は絶えないものの、韓国国民の誇りには影響を及ぼしていない」と評した。２位には１９８８年のソウル五輪が入ったことを併せて紹介し、「韓国人のスポーツ好きは並々ならぬようだ」と解説した。
アンケートではこのほか、韓国人が好きなテレビ番組、好きな曲、韓国人の生活にとって欠かせない品物についての質問も行われた。記事によると、生活に欠かせないものの１位は携帯電話だったという。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：（Ｃ）ｐｅｏｇｅｏ／１２３ＲＦ．ＣＯＭ）