Newoinは11日(現地時間)、ソニーがかつての自社ブランド「VAIO」シリーズのPC製品を所有するユーザーに対して、「Windows 10」へのアップデート実施を保留するよう呼び掛けていることを伝えています。
すでに「VAIO」ブランドはソニーの手を離れ、同社のPC事業とともにVAIO株式会社へと完全に移譲されていますが、今なおソニーは過去に販売したPC製品のサポートを続けています。
そのような状況の中、ソニーは公式サポートサイトを通じて、同社製PCを使用するユーザーに対して、Windows 10へのアップデートを今すぐには行わないように注意を喚起する内容の文章を公開しました。
全モデル共通で、詳細な情報については今月中に開示される予定
ソニーによると、現在各モデルごとのWindows 10用ドライバやアプリケーションを開発しており、Windows 10環境下での正常な動作を実現するためにも、その提供準備が完了してからアップデートを実施することを強く推奨するとのことです。
なお、ドライバおよびアプリケーションの提供スケジュールとしては、「Windows 8.1」プリインストールモデルについては10月中、「Windows 8」プリインストールモデルに関しては11月中の提供が予定されている模様。ただし「Windows 7」プリインストールモデルのみ、提供時期は開示されていません。
「Windows 7」プリインストールモデルのみ、ドライバ類の提供時期の記載がない
すでにWindows 10へのアップデートを済ませてしまった該当機種のユーザーにとってはまさに “寝耳に水” の警告となりました。幸運にもまだアップデートを済ませていない方は、ソニーの指示に従ってもうしばらく辛抱した方が良いのかもしれません。
8/12 JST 12:57 追記 by くまむん
記事内容について精査したところ、Windows 10への無償アップグレードが開始される以前の段階でVaioの登録ユーザーへ注意喚起のメールが送られていたことが判りました。情報の提供が遅くなりましたこと、また記事内容について十分なチェックがなされていなかった事について心よりお詫びいたします。