SFホラー「ディアボリカル」監督は、オスカー作曲家ミシェル・ルグランのおいだった! | ニコニコニュース

映画監督デビューを果たしたアリステア・ルグラン監督
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「バイオハザード」シリーズのアリ・ラーターが主演したSFホラー「ディアボリカル」のアリステア・ルグラン監督が、「シェルブールの雨傘」(1964)や「ロシュフォールの恋人たち」(65)などで知られる映画音楽の巨匠、ミシェル・ルグランのおいであることがわかった。

本作で映画監督デビューを果たしたルグラン監督は、「おもいでの夏」(71)でアカデミー賞作曲賞に輝くなど、多数の受賞歴を誇る叔父との交流は1度だけとしながらも、「彼の大ファンで、特に『北極の基地 潜航大作戦』(68)が好きだ」と、映画業界で活躍する大先輩への思いを語る。オスカー獲得の音楽家と気鋭の映画監督を輩出した時点で"ルグラン家"の芸術一家ぶりがうかがえるが、本作では、なんと身内同士のコラボレーションが実現した。

エンディングでは、「八日目の蝉」(11)の挿入歌が話題となったアメリカ出身のポップ・デュオ「ビーチ・ハウス」による楽曲「MYTH」が使用されているが、そのボーカル兼オルガンを担当するビクトリア・ルグランは、ルグラン監督の実の姉にあたる。ルグラン監督は、「ビーチ・ハウスはとにかくゴージャスですばらしい! 姉とは仲が良くて、ずっと彼女の曲を使いたいと思っていたし、主題歌の『MYTH』は物語を完璧に表していて、それ以外考えられなかった」と、念願を果たした喜びを明かした。

「ディアボリカル」は、自宅で起こる怪奇現象に悩まされているシングルマザーのマディソン(ラーター)が主人公。謎の発光や振動に続き、顔面が溶け、体が血まみれの怪人が出没。怪人から幼い息子と娘を守るべく調査を始めたマディソンは、時空の概念を超えた驚くべき存在に迫っていく。8月22日から全国公開。