IBMが50プロジェクトのオープンソース化ヘ

IBMがdeveloperWorks Openという新しいポータルサイトを公開した。このサイトは、オープンソースの様々なプロジェクトをまとめたサイトであり、アナリティクス、クラウド、IoT、モバイル、セキュリティ、ソーシャル、Watsonその他を含む数多くのドメインを扱う。今までのところ、IBMは約30プロジェクトをオープンソース化し、2015年の終わりまでに50に増やすことを計画している。そして、将来的にはさらに増やすつもりだ。

いくつかのプロジェクトは、Cognitive Catalyst – Watsonの拡張機能を構築する協調ツール – のようなIBMに特化した技術をターゲットにしているが、残りのプロジェクトは、IBMのエコシステムとは別に、他のオープンソースツールとともに利用できる。以下に、いくつかのプロジェクトを簡単な説明とともに示す。

  • Activity Streams – W3C Activity Streams 2.0の実装。 Activity Streamsは、JSON形式で、現在の、または、完了したアクティビティを記述する。
  • Agentless System Crawler – データを収集して解析する、クラウドの中でクラウドをモニタリング、分析するフレームワーククローリングシステム。VMイントロスペクションの技術を使い、エージェントをインストールせずに仮想マシンの状態が分かる。
  • Clampify – Docker SwarmクラスタをOpenStack Neutronとネットワークで結ぶ。
  • i18n4go – Goで記述されたプログラムのための国際化 (i18n) ツール。
  • libsecurity – IoTアプリケーションにセキュリティ機能を提供するライブラリ。
  • Node-RED – イベントを書き込み、デバイスをソーシャルプラットフォームに統合するための可視化ツールを含むIoTプロジェクト。
  • Node Application Metrics – Node.jsアプリケーションをモニタリングするツール。
  • Spark Kernel- 対話型のリモートアプリケーションをSparkクラスタにアクセスできるようにする。

このポータルは、IBM Bluemix Mobile Services SDKとバンキング、ヘルスケア、保険、小売のためのIBM Ready Appを含む。

このプロジェクトのソースコードはGitHubに保存されている。

developerWorks Openのポータルにはブログがあり、コミュニティに貢献するように呼びかけている。