【パリ時事】スイス南部バレー州警察は11日、アルプス山脈のマッターホルンで日本人登山者1人の遺体が見つかったと発表した。悪天候に見舞われて遭難し、凍死したとみられる。同行していた別の日本人登山者も行方不明になっているという。在スイス日本大使館が遺体の身元確認を急いでいる。
警察によると、2人は8日にマッターホルンに登った。天候が悪化したため近くの避難小屋に逃れようとしたが、何らかの事情でたどり着けなかったもようだ。付近を通ったポーランド人登山者の通報を受けて救助部隊のヘリコプターが10日に遺体を発見し、収容した。