メカメカしいウェアラブルが苦手な人も、これなら貼ってみる気になるかも。
マックスプランク研究所とザールラント大学の科学者が、肌にぺたっと貼るシール型タッチパッド「iSkin」を開発しました。もともとはロボット向けに開発された電子皮膚を、人間のために応用したとのこと。生体適合性の高いシリコンから作られていて、柔軟でとっても薄いんです。共同開発者のMartin Weigelさんは次のように話しています。
今の電子機器は硬い素材からできているため、着けていて心地よいものではありません。それに、身につけることのできる場所も手首や頭などに限定されています。わたしたちのセンサーは柔軟に形を変えるので、どこにでも身につけることができます。耳の裏やおでこなど、コンピューターへの入力を行なえる場所の範囲はどんどん広がります。
VIDEO: Advances in electronic skin - for on-body mobile computing: http://t.co/xmG6FhOaFt pic.twitter.com/ZwVvML2sUe
— Reuters Tech News (@ReutersTech) August 10, 2015
センサーはタッチだけではなく、曲げたり伸ばす動作にも反応します。現在のプロトタイプでは電話を受けたり、音楽をかけたり、ボリュームを調整したり。スマートウォッチとほぼ同じような機能を備えています。
開発者は、体を使ってデバイスを操作する上で「iSkin」こそが最も理想的なプラットフォームだと考えています。現在はコンピューターに接続して使っていますが、マイクロチップを搭載することも検討中だそうです。将来的に開発者のWeigelさんは、身につけた人の体温や血流で発電させることも考えているのだとか。はやう使ってみたいなあ...。
(Haruka Mukai)