『ONE PIECE』連載18周年突破記念ポスターの巻頭カラーで幕を開けた、「週刊少年ジャンプ」No.37・38合併特大号。"天使すぎるアイドル"でお馴染みの橋本環奈がモンキー・D・ルフィに扮するなど、お祝いムードに包まれる合併特大号だが、作者・尾田栄一郎氏の巻末コメントが物議を醸している。
「神田明神に行ったらラブライブがコラボしてました。なぜそうなったんだろう。<栄一郎>」
読者はてっきり「これからも全力で突き進むぜ」といった、18周年突破に関してのお決まりコメントかと思いきや、まさかの神田明神と『ラブライブ』のコラボレーションに対するコメント。これがラブライバーたちの怒りの導火線に触れてしまったようだ。
今年5月7日~15日に開催された、江戸三大祭りのひとつ神田祭。遷座400年奉祝大祭にあたる特別な年ということで、新世代アイドルプロジェクト『ラブライブ!』とコラボレーションを行い話題を呼んだ。
一見結びつかないこのコラボだが、『ラブライブ!』の作中に神田明神がたびたび登場し、"ラブライバー"にとっては「神田明神=聖地」にあたる。そして、神田祭が終えた今もコラボグッズを販売するなど賑わいを見せている。
尾田氏はその関わりを知らなかったためツイートをしたのかは定かではないが、ラブライバーたちは「あん?なんか文句あんの?」「何こいつ?苦情メール集英社に送ってくるわ!」「ラブライバーを敵に回したら、お前のマンガ家人生終わりだぞ」「ラブライバーに喧嘩売るとか死ぬ気か?」など、ブチキレ状態だ。「神社行く暇あるなら、面白い話書けや」「ラブライブ人気に擦り寄ってくるなよ」といった声まで上がっている。
しかし中には「遠回しに、いまの日本人の民度の低さを批判した良いコメントだろ」「ワンピースファンを奪ったラブライブに対する強い憎しみと、神田明神への失念が表現された名文だわ」といった、尾田氏のコメントを称賛する声や、「これを機にワンピースとラブライブがコラボしないかな」「ワンピースにアイドル登場させてほしい!」という、究極のコラボを期待する声も。
まさか尾田氏もこんな事態になるとは思わなかったであろう、巻末コメント。くれぐれもファン同士で争わぬよう"ラブ&ピース"の精神でお願いしたい。