関東地方で牛丼チェーンを展開する神戸らんぷ亭が2015年7月末をもって、ひっそりと完全閉店していた。
かつてすき家、吉野家、松屋、なか卯に続く業界5位だった同チェーンが牛丼から撤退したことに、店を訪れていたファンからは残念がる声があがっている。
同社のサイトでは銀座店、谷塚店、関内本町店の3店舗が存続していることになっているが、実際はいずれも営業していない。銀座店を訪れると昼にもかかわらずシャッターが下りていて、「一時休業のお知らせ」の貼り紙があった。
「誠に勝手ながらこの度、神戸らんぷ亭を7月31日をもちまして一時休業とさせていただきます。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます」
シャッターの隙間から見える店内は真っ暗で、床に置かれた半透明の袋の中には大量に重ねられていた丼ぶり。
神戸らんぷ亭によると、銀座店は今後は家系ラーメンの店に切り替わるという。谷塚店、関内本町店も閉店しており、牛丼を食べられる店は完全になくなったそうだ。
「東京チカラめし」跡地の多くがラーメン店に衣替えしたのと同様に、らんぷ亭の跡地も4~5月から続々と姿を変えている。「神戸らんぷ亭 秋葉原東口店」は7月に家系ラーメン「壱角家」としてオープン。6月に閉店した綾瀬東口店も8月上旬にラーメン店にリニューアルされる。