10月よりスタートする日本テレビ系連続ドラマ『エンジェル・ハート』(毎週日曜 後10:30)の主人公・冴羽リョウ役を、俳優の上川隆也が演じることが12日、明らかになった。今回が初実写化となる同作で、一見お調子者だが凄腕のスイーパー(始末屋)という大人気キャラクターに抜てきされた上川は「恐れ多い気持ちは、いまだに拭いきれませんが、やるからには、やれるだけのことをやろうと思っています」と意気込みを語った。
同作は、累計5000万部超の販売実績を誇る『シティーハンター』の原作者・北条司氏が、その世界観をもとに新たなパラレルワールドとして描いたハードボイルド・アクション。前作のパートナーだった槇村香は、本作冒頭で不慮の事故で亡くなり、その心臓を移植されて一命を取りとめた謎の美少女・香瑩(シャンイン)が新たな相棒となる。
冴羽リョウのイメージに近づくため、2日に1回トレーニングを続けているという上川のビジュアルも初解禁。仕上がった写真に「『こうやって一歩一歩イメージに歩み寄っていこう』と、最初の希望の光を見せてもらえた思いです」と手応えを明かし、「皆様の力をおかりしつつ、また自分も力を尽くして、冴羽リョウを含めた『エンジェル・ハート』という作品を作っていこうと思えました」と気持ちを新たにしていた。
ドラマ化発表後、「誰がやってもリョウにならないのではないか?」という声が寄せられたという北条氏は「それぞれがイメージするリョウがあるから、誰が演じてもマンガそのままにはならないでしょう」と理解を示しつつ、「今回、とてもすてきな役者さんだと以前から思っていた、上川隆也さんに演じて頂けると聞いて、うれしく思いました」と歓喜。「ドラマの内容自体がどのようになるかまだ未知数な部分が多いですが、『上川さんが演じるとどういうリョウになるか』今から楽しみにしています」と期待を寄せていた。
今回はハードボイルドな仕掛けやサスペンス性に加え、「人間愛」や「家族愛」、そして現代社会で忘れられがちな人間同士の真の心の触れ合いをテーマに、ハートウォーミングなエピソードでストーリーを展開。すべての世代が楽しめるエンターテインメント作品を目指す。この他のキャストは後日、発表される。