天津で爆発、50人超負傷=化学物質に引火か―中国

 【北京時事】中国・天津市の開発区で12日午後11時半(日本時間13日午前0時半)ごろ、大規模な爆発が起き、新華社電などによると、50人以上が病院に搬送された。消防当局によれば、開発区の危険化学物質の倉庫で火災があり、消防隊が現場に向かったところ、爆発が発生。隊員2人が行方不明となり、6人が負傷した。

 爆発の際、巨大な爆発音と共に高さ数十メートルのキノコ雲が上がり、広範囲にわたって地震のような揺れが感じられた。現場周辺では建物のガラスが割れるなどの被害も出た。

 燃えやすい化学物質に引火した可能性もある。消防当局などは救助作業を続けるとともに、事故原因などを調べている。