8月も中旬に入り、お盆シーズンまっただ中という感じになってきた。つかの間の休みを満喫したいところだが、ツイッターには今週も相変わらず「通常営業」の人々からの呟きが大量に寄せられている。
今年も定番「お盆に帰れるのは死んだ人だけ」「お盆休みだけど出社中 明日もな!」
「出社ー!お盆休み?そんなものはない」
「お盆だけど仕事の関係上なかなか休み入れられないのは辛い」
今年のお盆は8月13日(木)から16日(日)まで。世間では、月曜日の8月10日から一週間丸々休んで9連休という人もいる様子だが、普通に仕事をしている人も少なからずいるようだ。
お盆休みに働く「社畜」をネタにしたツイートも出ている。定番の「社畜盆に帰らず」や「盆に帰れるのは死んだ社員だけ!」といった書き込みも寄せられていた。
もちろん社畜と揶揄される人々も、好きで仕事をしている人ばかりではない。サービス業では、年末年始やお盆も関係なく店を開けているところも多い。ツイッターには、
「お盆だから会社は休みだけど社員は休みじゃないよ!休むなら有給使ってね!!っていう謎システムのせいで出社します」
という話もあった。有給休暇は別の用途で使いたいという人は、夏休み返上で働き続けているようだ。一方で、あえてお盆期間中に働くという人もいる。
「お盆期間の電車快適すぎるー!これだからお盆出社やめられない」
「東海道が空いてて非常に助かる。やはりお盆の間は出社するに限る」
お盆期間中は取引先も休みのところが多く、仕事量も減る。会社の電話も鳴らないので仕事に集中できるという人もいた。こうした人たちはお盆が終わった後に休みを取ることができるので、休みなしで働き続ける「真正社畜」と比較したら恵まれている部類だろう。
就活生「おじいちゃんとこと行く予定だったのに面接入った」お盆休みも一生懸命活動しているのは、会社員だけではない、就活生も大変だ。お盆期間中は選考を一時休止する企業もあるが、優秀な人材を早めに確保するチャンスと考えるところもある。就活生からはこんな怒りの声があがっている。
「お盆におじいちゃんおばあちゃんとこ行く予定だったのに就活の選考入った」
「お盆に面接入れる企業まじ死ね常識ないんかお前らクソども」
こうした状況について「お盆に選考する会社に入りたいんか?」というツイートも。人事が夏休み返上で働いている会社に就職しても、社畜になる可能性が高いということだ。
選考が解禁されたばかりだというのに、就活後ろ倒しの影響ですでに疲れてしまった学生も少なくないようだ。楽天が運営する「みんなの就職活動日記」の掲示板には、8月に入ってから意気消沈する書き込み相次いでいる。
「だめだ。終わった。駒無し希無し気力無し。もうさ、来年も惨めにやろうぜ」
「もうやだ。就活したくない。3月は説明会参加するの楽しかったけど、面接になってから嫌になった」
無内定の学生は、お盆に帰省するのも憂鬱だ。「大企業の内定とれなかったから、親がブチ切れてる。もう実家に帰れない」と落ち込む学生も。こうした学生に、社会人が「大企業が究極のサラリーマンかといえば、そうでもない。そもそも究極のサラリーマンになってもとりたてて価値が高いわけでもない」と慰めの書き込みを寄せていた。
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